まず、はじめに。。

飼育日記を御覧の皆様、飼育日記の更新が遅れておりましてまことに申し訳御座いません。

私事ながらインフルエンザにかかってしまい、長らく体調を崩してしまいました。私の不注意ながら、この時期いつもインフルにかかってしまいます。何とか注意 はしているのですが、なかなか体調コントロールがうまくいかないようです。本当に申し訳御座いませんでした。しかしながら次第に上向きには回復しておりま すので、また随時日記も更新していきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。
 
さて、今日は中国のオオクワガタ、ホペイの飼育方法をご紹介したいと思います。

ホペイといえば、中国のオオクワガタ、昔は日本のオオクワと同種とも言われていましたが、顎の太さ、内歯の重なり、顔状突起の鋭さなどから、わずかながら相違点があるようです。・・・とは言っても私も日本のオオクワと分からない事が多々あります。。。。

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【参考画像:ホペイ♂76mm】

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【参考画像:ホペイ♂77mm】

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【参考画像:ホペイ♀48mm】

【飼育種】
和名:ホペイ
学名:Dorcus hopei
産地:中国
累代:CB

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】菌糸ビンきのこマット、くわマット
【設定管理温度】20~25℃前後
【羽化までにかかる大体の時間】
<菌糸の場合>
♂10~12ヶ月程度
♀6~8ヶ月程度

<マットの場合>
♂12~14ヶ月程度
♀10~12ヶ月程度

※ただし、個体差、管理温度の差などにより幼虫期間は変わります。あくまで私が飼育した際の参考期間ですので、御了承下さいませ。

飼育はとても容易で、菌糸、マットどちらでも育ってくれます。私のお勧めは菌糸ですね。こちらの方がより大型になり良い結果が出ております。マット は菌糸系でもあるきのこマットがお勧めです。菌糸飼育より時間はかかります。メリットは菌糸飼育個体よりも腹部の肥大が少ないスマートな個体で羽化するこ とが多いです。このことは材飼育でも言えると思います。

<産卵方法>
産卵は国産オオクワガタと同様のセットでOKです。
マットのみでは産卵しずらいので材を入れます。

参考までに、材でのセット方法は・・・・・

【産卵に使用するマット】マット2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースL程度
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。材の頭が出るようにセット。

産卵セットは図示すると以下のような感じで組みます。(参考例です)
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画像で見ると・・・・
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真上からの画像は・・・
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こんな感じでセットします。このようにマットをそこまで深く詰める必要はありません。いわゆる「転がし産卵」で十分です。

大型になり、顎もなかなか太いクワガタです。格好よいです。皆様も機会がありましたら、是非一度飼育してみて下さいませ。(^^)

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